レトロな建物巡り / 清水 加陽子
- iezukurisite
- 5月18日
- 読了時間: 2分
更新日:5月22日

最近、建築関係ではない友人と、ちょくちょく建物巡りをしています。彼女は海外の建物が好きなので、たいていは洋館や、レトロな建物巡りです。
建築仲間で見学に行くことも、色々な意見が聞けて勉強になるので、非常に有意義なのですが、洋館見学も楽しいものです。
洋館というと、華やかな絨毯や壁紙にカーテン、細かい装飾のほどこされた照明器具や手摺などに目が行きがちなのですが、こんな空間が普通の住宅にもあっても良いかもしれないな、と思う箇所を発見することが度々ありました。
たとえば、こちらの階段下のアルコーブ。部屋の他の部分は天井高が高い中にあって、ぐっと天井高を抑えた籠れる空間に座っていると非常に落ち着きました。

また外に面していない室内の窓も光を取り込める上、こんな変わった割り付けや形の窓が移動空間にあると楽しくなるな、と思ったり。

壁の厚い建物だということもありますが、ちょっと腰かけたくなる高さに深い窓枠がたくさんあったり。
また、単純に当時の職人さんの技術の高さに感心することもしばしばです。
(清水 加陽子/一級建築士事務所 DROP DESIGN )
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