桜台コートビレッジ /諸角 敬
- iezukurisite
- 5月18日
- 読了時間: 1分
更新日:5月19日
先日、50年ぶりに桜台コートビレッジを訪れました。

先輩に連れられ、大学に入って最初に見学に行った建物で「建築」が何かも分からないなか、建築、建築家の凄さを感じたのを今でもはっきりと覚えています。
オリジナルでは外壁はコンクリート打ち放しで、なぜか屋根に砂利が敷いてあったのですが、外壁は塗装され、砂利も取り除かれていましたが、その外観は周囲の環境、地形に馴染み輝いていました。
今度、自宅を売却することになり、新しい入居先を探していた中での訪問でした。
築50数年たった建物の価格がどのようになっているのか?調べてみると価格は周辺の中古マンションが100万円/㎡に対し約半額。50㎡の物件で2500万円ほどのようです。
この価格が高いのか安いのかは議論になると思いますが、私には安すぎるように感じました。ただ、人気はあるようで現在20数人待ちの状態で、いつ購入できるのか分かりませんので諦めるか?
SDGsで持続可能な社会が盛んに叫ばれていますが、良い建物には潜在的に社会的問題を解決する力が備わっているのだなと、改めて考えさせられました。
(諸角 敬/一級建築士事務所studioA )
Kommentare