新築から築40数年経つ私の家は(RC構造です)元々普通のコンクリート仕上げの屋上でした。当時は断熱の仕様も今からすると大変簡素なもので薄い断熱材が屋上の天井裏に貼ってある状況で3階建ての3階(私の住まい)は、夏は太陽の影響をもろに受けて大変厳しい室内環境でした。
当時は夏が暑いのは仕方がないくらいの認識でしたが、断熱に関する意識が高まるにつれこれではいけないと思い始めました。
(またこの頃から仕事においても断熱や気密についての意識が高まるようになり必ず意識して取り組むようになります)
そして今から17年前 2007年に屋上を緑化し、断熱効果を高めると共に庭の無かった我が家にも多少なりとも庭らしきものを作りたいと一念発起したわけです。
ただし植える植物は生き物です。専門家(岡井 路子氏)を交え打ち合わせを重ねました。
その結果屋上の厳しい環境でも耐えうるオリーブをメインに植えることにし、
また地植えにはハーブを2種類(タイム・ミント)を植えました。
今では、毎年犬が隠れるくらいハーブも育ちオリーブも3mほどになっています。
屋上緑化は必ずしもコンクリート住宅でなくとも木造住宅でも制約はありますが)十分可能です。
ぜひ検討をしてみてはどうでしょう。
(田代 敦久/田代計画設計工房)
Comments