家づくりの持ち物 / 後藤 孝
- iezukurisite
- 4月17日
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更新日:4月17日
家づくりをする人の必需品といえば「スケール」

ん?スケールってなに???
定規のことです。定規って小学生の頃に使い始めますよね。
1ミリから15センチくらいを測れるのモノから始まって、三角定規を使ったり
裁縫の時間に竹定規を手にしたり
小さな頃から手にする道具を建築家は100歳になっても持ち続けて仕事しています。
それも、色々な形を変えて。。

1/150や1/250が測れるのもあったり
建築家に会って、目にする特殊な定規が三角スケール。三角定規ではなく、三角スケール。
この三角スケール、合わせる目盛りによって縮尺が違うので
1/100の図面だけでなく、1/300や1/500とかの図面も
サッと寸法を測れます
基本的には、1/100,1/200,1/300,1/400,1/500,1/600の6面ですが
1/150や1/250が測れるのもあったり
白ベースではなく、黒ベースや金属のモノもあります。
そこもコダワリがあったりするので
家づくりを一緒にする建築家さんのコダワリを感じる所かもしれないし
家具を購入する際や、廊下の幅、窓の大きさを図面で測りたい時に使えるので
1本くらい家づくりの記念に持っておくと良いって言われています。

他に特殊な定規として、長さは測らないけど曲線を描くために使う雲定規(雲の形をしてるから)
もっと自由な曲線を描くためのクネクネ曲がる自由定規なんてのもありますが

そして僕が長年愛用してるのが「折り尺」(尺って言うとこも好きです)
20㎝弱に折り畳まれた板から、パタパタと伸びて1mまで測れる優れもの
持ち物を減らしたい現場でポケットに入れておいてパタパタっと伸ばして使います。
今ではデジタル機器を超えて、衛星を使ったモノもあります。
どんなモノを持ってるのかな?使うのかな?って建築家の道具、職人さんの道具を観るのも楽しんでください。
【 番外編 】

一番最近手に入れた定規は、これ。
工具定規!
もちろん工具としては使えないですが
先日、三重県で開催されたF1グランプリのお土産です。
(後藤 孝/後藤建築設計)
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