藤棚を楽しむ / 松澤 静男
- iezukurisite
- 4月17日
- 読了時間: 2分
更新日:4月17日
土地を見て、測量図や法的な調査を済ませて設計(計画)をスタートするのですが、その
敷地の特徴に樹木などが関わる場合があります。 今回は今までに3回あった「藤棚を楽しむ家」について紹介させて頂きます。

おばあちゃんが大切に育てた藤棚を残し、藤棚を楽しむ家として設計。半地下のような浴室から藤棚を楽しむ。

その他、家の各所から藤棚の花だけではなく緑も十分に楽しみます。
家で暮らしながら自然を満喫する・・・
こんな暮らしは生活を豊かにしますね。

最初はブドウ棚を希望されていましたが、工事中に藤棚に変更。中庭の形態と木と竹で作る棚はそのままです。まだ植えたばかりで、今年の春からが楽しみです。この中庭は玄関から、リビングから、浴室から、そして2階の書斎から藤棚を楽しめるように計画し、後で植えたモミジで視界をコントロールしています。

元々あった藤(棚はまだ仮のもの)を活かし、土間形式の居間から藤棚下の小さな庭をつなぎ、2階のセカンドリビングからも足元の緑として藤棚を楽しめます。小さな敷地ですが、藤棚を中心の生活を考えた設計になっています。
この様に土地にからんだ付帯条件で設計を進める事も多々あります。一般的には予算、間取り、性能、設備機器、デザインなどが中心になる事が多いのですが、このような付帯条件も家を、そして生活をより魅力的にしてくれます。
いろいろ探って家づくりをしてみませんか?
(松澤 静男/マツザワ設計 )
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