土間の広がる家

つながる中間領域が心地よく 暮らしの広がりを生む

 Mさん夫婦が住みたいと思ったのは「自由な使い方ができる土間のある家」だ。玄関を入ると縦15mの土間をはさんで、LDKから土間、外の庇まで天井の垂木に連続性をもたせた大空間が広がっている。その豊かな空間は帰ってきた子どもたちやお客さまを迎えるエントランスホールであり、花木を飾るサンルームであり、雨の日には洗濯物の逃げ場にもなっている。

 思い思いの場所で好きなコトをして過ごすのが、Mさんの週末だ。子どもたちが芝生の庭を駆け回り、夫婦はコーヒーを淹れ好きな音楽を聴く。庭に面した長い庇と土間が、夏の暑さを遮り、冬は土間の薪ストーブが家全体を温める。

 友人を招いて庭でバーベキューをしたり、妻の好きなドライフラワーと夫の好きな多肉植物を土間に飾ったり、好きなコトをしながら、程よく自然と調和する空間を楽しんでいる。

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東京都・京都府

根來 宏典

HIRONORI NEGORO

根來宏典建築研究所「築紡」

設計:根來 宏典 根來宏典建築研究所

所在地:神奈川県藤沢市

敷地面積:413.77㎡

建築面積:202.61㎡

延床面積:165.20㎡

構造規模:木造/平家