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季節や時間によって表情を変える家

更新日:2022年9月9日



偶然、告知を見つけて参加した KINOIESEVEN の初回イベント、それが BUILTLOGIC に設計をお願いするきっかけとなりました。まず、何よりも倉庫のような無骨な外見に柔らかな無垢材中心の室内といったBUILTLOGIC 設計の住宅に惹かれました。我が家の外見も出来る限りシンプルな形状となるよう設計して頂きましたが、それは最初に見せて頂いた「ぶどう畑の家」に影響を受けたものです。そして、イベント後にお話させて頂いた石黒さんの柔らかな雰囲気に惹かれ、詳しい話など何もしていないのに、イベントから帰宅する頃には、もう、BUILTLOGIC に決める前提で夫婦の話し合いを進めていました(笑)実際、その後は、石黒さんにアシスタントの有馬さんも加わり、無料相談から提案、設計依頼と予定通り(?)に話が進み、我が家の家づくりが始まりました。


打ち合わせでは、間取りや個々の詳細、敷地に関する各種申請(これはこれで大変)といった直接設計に関係する話のみでなく、我が家の普段の暮らし方や望む家の姿(なんか、おしゃれな感じで…、といったぼんやりとした要望もありましたが・笑)、住宅に関する法規制や住宅建築に関する話、時にはお酒も飲みながら何気ないニュースや学生時代の話、好きな音楽、仕事(の愚痴・笑)まで、いろいろな話題を通じて、お互いを知ることができました。こういったコミュニケーションを通じて、ここは譲れない、そこはまあ、ゆるい感じで…といった感覚を共有することができたこと(感覚を共有できる設計事務所と出会えたこと)は、すごく運がよかったな、と思っています。


施工に入ってからは工務店さんや家具屋さん、その他関係者の皆様と登場人物が増えていきましたが、どなたも丁寧に仕事をしてくださり、家が完成する前から「こんなに良いかたちで家づくりができて、本当に良かったです!」と言っては、石黒さんから「うれしいですが、その言葉はまだ早いですよ!」とたしなめられていました(笑)見学に行く度にかたちになっていく家を見るのがすごく楽しく、竣工まではまだかまだかと待ち遠しかったのですが、いざ、竣工してみると「あれー、もう終わりかぁ…」と少し寂しい気持ちになったぐらいです…


こうして出来た家は、自分たちの暮らしや考えに寄り添った、とても住み心地の良いものになりました。まさに倉庫のような外見に柔らかな室内は思い描いていた通りのものです。住み心地の良さだけでなく、どこかに面白み(毒気?)のようなものも残した、まさに BUILTLOGIC のお二人のような(笑)家になったとも思います。季節や時間帯によって、表情を変える我が家に暮らすことは想像していた以上に楽しいものです。


家づくりを終えて、住み始めてから半年が経ち、改めて「今回はこんなによいかたちで家づくりができて、本当によかったです!」と思っています(笑)



駒沢公園の家 石黒隆康/BUILTLOGIC

撮影:IPS 石田篤


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